20さつめ 貴志祐介『十三番目の人格 ISOLA』 角川書店

★2 
 中盤までは、普通のサイコホラーかつ診察がタルいので惜しい。由香里は見えることの苦痛。弥生は見られることの苦痛。2人の体験を統合すると、大抵の人間は怨念を誘発する精神性ということで、このオチは自然。QB的エントロピー増大世界観。エンパシー。
世相144 アイソレーションタンク213 至高体験219  癒し277 落ち着くには素数を数えろ280 
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