19さつめ 飴村行『粘膜人間』(角川ホラー文庫)

★4 
 舞台はソ連のような可能世界の戦前日本、人間と河童が併存している。登場人物たちが「殺す」「探す」「記憶を取り戻す」と、欠けているものを宣言するロールプレイングゲームのように分かりやすいエンタメの作り。何か読んだ人の糧になる私小説のような内面は書かれてません。エログロスプラッタファンタジー
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