1990

33さつめ ポール・オースター『偶然の音楽』 (新潮文庫)

★3 ナッシュの人生の意味が、壁にぶつかって跳ね返されぐるぐるぐるぐる廻っている。フェンスのなかでは他人の意図を知れない。気心の知れたポッツィもいなくなってしまう。独りでぐるぐるぐるぐる。中盤はつまらないが、序盤及び200ページから面白くなるの…

チャールズ・ブコウスキー『パルプ』

★【中断】 100p。なんか会話が軽いな。死んだ作家を探す足取りも軽い。ブコウスキーは今後読まないっと http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21989729

20さつめ 貴志祐介『十三番目の人格 ISOLA』 角川書店

★2 中盤までは、普通のサイコホラーかつ診察がタルいので惜しい。由香里は見えることの苦痛。弥生は見られることの苦痛。2人の体験を統合すると、大抵の人間は怨念を誘発する精神性ということで、このオチは自然。QB的エントロピー増大世界観。エンパシー…