2012-10-11から1日間の記事一覧

33さつめ ポール・オースター『偶然の音楽』 (新潮文庫)

★3 ナッシュの人生の意味が、壁にぶつかって跳ね返されぐるぐるぐるぐる廻っている。フェンスのなかでは他人の意図を知れない。気心の知れたポッツィもいなくなってしまう。独りでぐるぐるぐるぐる。中盤はつまらないが、序盤及び200ページから面白くなるの…

34さつめ アーネスト・ヘミングウェイ『老人と海』(新潮文庫)

★2 ツキのない老人が、大物を仕留めたがサメに持ってかれた。敗北の話。これがハードボイルドっすか。福田恆存の論は面白かった。『イワン・デニーソヴィチの一日』はスープが美味しそうだった。本作は魚の切り身が美味しそう。 43 52 97 117-127 http://bo…